Pressing

Pressingは、物理シミュレーションによる視覚的フィードバックがあり、打鍵の強さが出力に影響を与えるインタプリタを内蔵したプログラミング環境です。

詳しい説明は準備中です。2010年中に実行可能なバイナリファイルを配布します。

対応ハードウェア

Microsoft社製の研究用プロトタイプPressure-sensitive keyboardと通常のPCあるいはタブレットPC、タッチディスプレイの組み合わせで動作します。

打鍵ごとの力加減を取得できればよいので、ノートPCの本体に内蔵された加速度センサを用いて打鍵圧をセンシングする手法(PDF)を用いることにより、通常のノートPC単体でも原理的には動作すると思われますが、未サポートです。

紹介したキーボードは日本に一台しかなく、したがって、ソフトウェアの動作環境が非常に厳しいです。触ってみたい方は、デモ展示に足を運んでいただくか、arc@dmzに連絡していただくのが確実です。

言語仕様

Pressingは、JavaScriptに影響を受けた簡易言語を解釈します。この言語には,クラス(メソッド、フィールド)、関数、変数といったオブジェクト指向の基本的な概念が備わっています。変数は宣言不要で動的な型付けができ、プリミティブ型(真偽値、数値と文字列)の値、クラスのインスタンスと関数を代入できます。

サンプルコード

プログラムを起動すると、何もないまっ白なスクリーンと入力欄が現れます。

new Ball();

と打つと、スクリーン上にボールが現れます。Ballと打つときの力加減でボールの大きさが変わります。

b = new Ball();
b.pen(new Brush(255,0,0));

と打つと、変数bに新しく作ったボールが代入され、ボールの軌跡が赤いブラシで描かれます。Brushと打つときの力加減、また、penと打つときの力加減で軌跡の太さが変わります。

動作イメージ

Processing usage guide

これまでの閲覧者数:14397
トラックバック先URI:http://digitalmuseum.jp/trackback/8542/

執筆者:arc@dmz
担当者:arc@dmz
制作者:arc@dmz

作成日時:2009/11/19 23:13:31
更新日時:2010/9/12 19:43:33
更新履歴: